【海からのおくりもの・・・蛸】

タコ・蛸・章魚・Part1(生態系編)

 

日本近海で捕れるタコには多くの種類がありますが、食用とされるマダコ科の主な種として、温熱帯性種(南西日本〜東南アジア)のマダコ、マメダコ、マツバダコ、シマダコ、イイダコ、テナガダコなどがあり、また、亜寒帯性種(東北日本以北)のミズダコ、ヤナギダコ、エゾクモダコなどが分布していると記録されています。

伊勢志摩では様々な魚貝類が豊富に獲れることで有名ですが、その中で実はタコもよく獲れます。
イイダコ
(Octopus ocellatusi) も捕れるのですが、量的に少なく市場の価格もマダコより安いようです。

志摩地方で獲れる蛸のほとんどがマダコ(Octopus vulgarisi)で、どこの料理屋さんでも地ダコとして見ることができます。

 文献によると、マダコは軟体動物門・頭足網・無触毛類・マダコ科の動物で、全長60cm、外套長(頭と呼ばれる部分)が11cm位、体の表面にはやや縦長の大小の無数の突起があり、色はふつう暗褐色ですが、周囲の色によって変化させることができます。
腕はご存じの
8本、吸盤が160〜190個位あり、筋肉質で非常に力が強いのが特徴です。

 マダコは暖かい海水を好んで住み、日本では太平洋側で宮城県、日本海側では青森県あたりが北限となっています。
タコは海水の温度が
12度くらいになると食欲が減少し、7度まで下がると完全に餌を食べず、さらに五度まで下がると死んでしまいます。南は台湾あたりまで分布し、浅瀬から水深200mくらいまでの岩礁地帯や砂・泥地などに住んでいますが、泥地には少ないようです。

 産卵期は九月頃で、白色の卵を岩棚の下や天井などに房状に釣り下げるようにして産みつけ、母タコはこの卵を水流を吹き付けてクリーニングし、泥やバクテリアなどの影響から防ぐということです。

動物は皆、母親の愛情に包まれて生きているんですね・・・

 

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