【海からのおくりもの・・・鮫ナマス】
■鮫ナマス
春と言えば“桜”と言われますが、今回は志摩地方(特に志摩町など)において好んで食される「鮫ナマス」を取り上げます。
日本は島国なので鮫料理は全国各地であると思いますが、ここで使われる“鮫”とは映画に出てくる青鮫やホオジロ鮫のような種類ではなく、志摩沖の深い海に棲む「ネコ鮫」という種類です。
その姿は決して可愛いとは呼べませんが、とても小さくて至極小さな歯しかありません。
これを料理するわけですが、志摩町では少々残酷な方法で行います。
1.まず、生きたままのネコ鮫を熱湯で”湯引き”します。(お食事中の方にはつらいかも・・・)
2.次に、冷めないうちに麻紐を丸めたものやアワビ貝の貝殻などで皮を剥ぎます。
3.それを冷水につけてブロックに切り、また熱湯につけて水にさらします。
4.食べる直前まで水にさらしておき、鮫に含まれるアンモニアを極力抜きます。
5.それを、薄切りにしたものに、少量の生姜を混ぜた酢味噌で食べます。
ネコ鮫自体は少々コリっとした歯触りがあるものの、とくに臭いや癖はなく、とても食べやすいものです。
ただ、一年中獲れるものではなく、エビ網漁などで網にかかったときに獲れる程度なので、チャンスは4月くらいまでだと思います。
みなさんも志摩に旅行されたときなどに、偶然見つけられましたら是非食べてみて下さい。
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