【海からのおくりもの・・・真珠貝の貝柱】

貝柱・ハシラ・小柱

 

志摩地方では毎年、12月に入った頃から貝柱が店頭に並び始めます。

実はこの貝柱、アサリやハマグリなどの貝柱ではなく、真珠養殖に使われる真珠貝(アコヤ貝)からとった貝柱なのです。
その味は格別で、お刺身に良し!・煮て良し!・焼いて良し!どんな料理にも合う味で志摩の人達に喜ばれます。
とれる量が少ないため他府県ではあまり見かけることはありませんが、一部の仲買業者が県外の百貨店などへも出荷していますので、他府県でも希に見かけることがあるかも知れません。

志摩では貝柱のことを単に「貝柱」とか「ハシラ」と呼びますが、関西では「コバシラ」と呼び、高級料亭などで見かけることもあるそうです。
また、真珠養殖を行っている九州地方の一部(長崎など)では、貝柱のみ食べるのではなく真珠を取り出したそのままの実ごと食べるところもあります。しかし、志摩地方でアコヤ貝から真珠を取り出すときには、偶然入っているケシ珠(天然真珠)をも全て取りだす為に器具などを使うことも多く、貝の実が原形をとどめていないようで、実まで食べる事がありません。

余談ですが、皆さんがアサリやハマグリ・シジミなどの2枚貝を召し上がっている時に、“ガリッ”と音がして、石を噛んだ感じの嫌〜な感触を覚えるときがありますね?
実は、貝の中で「石灰化現象」による真珠の形成である場合も多く、真珠だったりしますので、皆さんは、その物体をよ〜く観察してみてください。

ツヤは悪いですが、わりと多い確率でケシ(天然真珠)が形成されている場合があるのです。

 

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