【海からのおくりもの・・・アワビ】
■アワビ・Part1(鮑の種類と特徴)
志摩地方、特に志摩町では鮑の漁獲量が日本一(水産庁調べ)を誇っていました。
アワビは、軟体動物門腹足綱ミミガイ科に属する巻き貝で、クロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビ、エゾアワビを総称して一般にアワビと呼んでいます。うち、エゾアワビは北海道や東北地方で獲れ、クロアワビが冷水城に生息して亜種として育ったものですが、成長が遅く最大でも10p程度にしかなりません。
志摩で獲れる主なアワビは、クロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビの三種です。クロアワビはクロ、他をシロと呼んでいますが、クロアワビの方が若干値段は高くなります。
地方によって違うのでしょうが、志摩地方では一般的に身が柔らかいシロを好む人が多いようです。クロは結構美味しいのですが、少々身が硬く目方も重くかかせいか小売値も少々高くなり、一般家庭で食されることはやや少ないと思います。
では残りのマダカアワビは?というと、これは身が厚く淡白な味なので、主に調理して(ソースなどを作って)召し上がっていただいた方が良いでしょう。若干ですが値が安くフランス料理向けには最適ですが、あまりお店などでは売られていないと聞き及んでおります。
(アワビの雄雌の区別は?)
と聞くと、これもよく聞く会話の中で「クロが雄」で「シロが雌」といった感じに勘違される方が多いようですが、実はクロアワビ・シロアワビとも、それぞれに雄雌があります。
(では、その見分け方は?)
アワビのワタ(生殖巣のこと)が、濃緑色をしているのが雌、クリーム色をしているのが雄です。
アワビによく似ている「トコブシ」は、その姿形がアワビにそっくりなので“アワビの小さいもの”と勘違いしている方も多いようですが、実は、トコブシ(クダメ、ナガレコとも呼ばれます)は、アワビとは全く別の種類なのです。大きさは最大で8cm程度にしか成長せず、残念ながら生食には向いておらず、アワビのように「水貝」や「お刺身」でというような食べ方はできません。志摩地方では、主に醤油で煮て食べることが多く、たまに首都圏のデパートで売られている事もありましたが、普段あまり見かける事はなくなりました。
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