今日、本屋さんに立ち寄りふと目についた万葉集の『恋ノウタ』・・そう言えば最近、彼女たちのホームページには、片思いの気持ちを詠ったり、恋する気持ちを詠ったりした詩が多いよな・・・

はるかかなた千二百年前にもせつない恋の詩が詠ってあるの、長い長い年月変わることのないせつない恋心が・・・・

そんな日本最古の歌集「万葉集」の中から抜粋してみました。どうですか、たまには昔の歌集にも目を通してみては?


☆ 恋ひ恋ひて 逢へる時だに 愛しき 言尽くしてよ 長くと思はば 大伴坂上郎女

恋しくて、恋しくて、やっと逢えたその時は くりかえしくりかえし愛してると言って

ずっと私といたいなら くりかえしくりかえし 君だけと言って

☆ 相見ては 千歳や去ぬる 否をかも われや然思ふ 君待ちかてに 作者不詳

最後に会ってから 千年の時が経ったよう そんな気がするの

あなたを待ちきれずに

☆ うち日さす 宮道を人は 満ち行けど わが思ふ君は ただ1人のみ 柿本人麻呂歌集

メインストリートは、人で溢れてるけど 私が愛してる人は

ただひとり

☆ ひさかたの 雨の降る日を わが門に 蓑笠着ずて 来る人誰 作者不詳

こんな雨の降る日に、傘もささずにじっと私の部屋を見上げてる

あなたはいったい誰?

☆ この花の ひとよの内に 百種の 言そ隠れる おほろかにすな 藤原広嗣

世界中の愛の言葉をこめて ひとひらの桜を君におくる どうか大切にしてほしい

 世界中の愛の言葉をこめて ひとひらの桜を君に送る

☆ 日並べば 人知りぬべし 今日の日は 千歳の如く ありこせぬかも 柿本人麻呂歌集

毎日デートしていたら きっと みんなの噂になるから

ふたりのコト まだ誰も知らない 今日 この1日が

千年ぐらい続けばいいな あなたと過ごす この1日が 千年ぐらい続けばいいな

☆ わがこころ 焼くもわれなり 愛しきやし 君に恋ふるも わがこころから 作者不詳

あなたへの胸焦がすジェラシーも あなたへの熱い想いも

どちらの私も この心から生まれたもの

☆ 橘の 下に吾を立て 下杖取り 成らむや君と 問ひし子らはも 柿本人麻呂歌集

いつか橘の木の下で そっと 小枝を手に取って 『恋は実かしら』と

僕に呟いたあのコは 今頃どうしているのかな

☆ 春雨の 止まず降る降る わが恋ふる 人の目をすらを 相見せなくに 作者不詳

春の雨が降る 春の雨が降る 大好きなあの人を 私に逢わせようとしない

イジワルな春の雨が降る

☆ 遠き妹が 振仰け見つつ 偲ふらむ この月の面に 雲なたなびき 柿本人麻呂歌集

雲よ 月を隠すな この空の向こうで 同じ月 見ながら

彼女が俺を想っているから

『恋ノウタ』より抜粋